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  • 執筆者の写真高畑 昌史

後発組が立場を逆転するために③

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OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせることによって世の中に価値を増やすために、最適なマーケティングプランを考えて実行するところまで一緒にやる会社です。

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高畑です、


後発組(後から割り込む形となった僕ら)が、トップ(シェア1位)になるためにはどうすればいいかという話の続き。


※これはドキュメンタリー(リアルタイム)で書いているので、成功例のシェアというわけではありません。望み通りの結果になるかどうかはわかりません。


前回お伝えしたが、まず僕がやったこと。

それは、チームメンバーへの情報共有だ。

目的は、同じ思いになってもらうこと。


すごく簡単に言うと、


「A社(ライバル)がこんな邪魔をしてきた!」

「A社にデカい顔させたくない!」

「ウチがメインになろうよ!」


ということをミーティングで熱く語った。


正直、このチームのトップも含め他のメンバー達もそこまで同調して(同じように熱くなって)くれた感じはなかった。「よっしゃ!いっちょやったろやないかい!」とはならなかった。


でも、まあいい。

僕が回っているエリアだけでもなんとかしてやるつもりだ。


次に僕が何をしたかというと、、、


『競争優位性』を考えた。


ライバル社よりも勝っているところ、勝てるようにできること、ライバル社の弱いところ、おかしなことをしてないか?とか。


そのために、売り場(得意先の店舗)を改めて観察し、ご担当者にライバル社のことを何気なく聞いたりしてみたりした。


すると、けっこういろんなことが見えてきた。


・同じ商品(こちらも扱える商品)なのに高い原価で納品しているものがある

・過去に出禁になったことがある(過剰納品等で)

・別カテゴリーのアイテムだが、さらに別の会社とやり合っている

・良い関係の店舗(担当者)もあるが、悪い関係の店舗(関係者)もある

・機動力(フットワーク)はこちらの方が上(にできる)

・売り場作り(アイテムの種類やPOP演出等)はこちらの方が上(にできる)


などなど。


唯一、完全に分が悪いのは、付き合いの長さだ。


こちらは新参者だから、店舗(担当者)との付き合いとか本部との付き合いの深さでは勝てない。


そして、この部分が意外と強いのだ。


単に「ウチの方が安くできます」と言うだけでは、なびかない。そんなことを言っても、「前から〇〇さん(ライバル社)にやってもらってるから・・・」と言われて終わりだ。それは初期の頃(回り始めた頃)に経験しているし、だからこそ、ライバル社がやっていないアイテムを紹介して新たな売上を作りましょうという提案をしてきた。


でも、なんとなく見えてきた。


勝てるところ。

おかしいところ。


これらを踏まえて打った次の手が、少しずつ現状を打開し始めた。


それはまた次回。



高畑昌史


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