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  • 執筆者の写真高畑 昌史

広告には赤ちゃんの写真を入れる


高畑です、


広告業界で昔から言われている

王道のテクニックがある。


「赤ちゃんの写真はどんな画像よりも読者の注目を引きつける」


というものだ。


そのため、広告内容と関係がなくても

あらゆる商品やサービスの広告に

赤ちゃんの写真が使われる時代もあったらしい。


※あまりオススメはできませんが・・・


とは言いながらも、僕も以前実感したことがある。


赤ちゃんではなかったが、

同じような効果があると言われている

ペット(小動物)の写真だ。


もう何年も前の話だが、

僕は人材派遣をする会社で働いていた。


そのときの後輩がこの情報を仕入れ、

「派遣社員募集」の広告に

かわいい子犬の画像を使ったのだ。

(子猫だったかな・・・?)


募集内容に犬はまったく関係がない。


ただ目を引きたいという理由だけで

子犬の写真を掲載した。


結果、いつもより多くの応募があった。


当時その後輩と、

「本当だ、すげー!」とか言って

喜んだのを覚えている。


これは、脳科学的にも証明されていることだ。


脳の活動を瞬時に判断できる脳磁図

(MEG)という神経画像技術を使って、

人間が赤ちゃんの写真にどのように

反応するかを調べる実験が行われた。


すると、赤ちゃんの顔写真を見た直後

被験者の内側眼窩前頭皮質に強い活動が見られた。


内側眼窩前頭皮質とは、情動に関係する部位だ。


大人の写真を見せても、

この領域の活動はほとんど変わらなかった。


これはおそらく、

赤ちゃんとか子犬のような無力な存在に

親はもちろんほかの大人たちも

本能的に気を引かれるということだ。


そしてさらに効果的なテクニックとして、


モデル(赤ちゃん)の目線を商品に向ける


のがいい。


赤ちゃんがこちらを見ている写真と

広告の見出しの方を向いている写真では、


後者の方がはるかに注目が集まった。


広告を見ている人は、広告の中のモデルが見ているところに注目する


ということだ。



高畑昌史


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