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OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせるために最適なマーケティングプランを考え、提案だけでなく実行するところまで一緒にやる会社です。
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高畑です、
「何が食べたい?」
「なんでもいいです」
「これとこれ、どっちがいいと思う?」
「どっちでもいい、わからない」
これって、遠慮しているわけでも、投げやりなわけでも、面倒くさがっているわけでもないらしい。
たくさんの種類の中から、吟味して、他と比べて、自分の中で納得するまで選んで買うことが楽しいんじゃなかったのか?
最近の消費者は、どうやらそうではなさそうだ。
少し前の日経MJで取り上げられていた「選べない消費者」。
特に若い世代(20~30代)は、昼ご飯はルーレット、読む本、つける香水、旅先などはガチャで決めるらしい。
情報過多の中、「意思決定にはすごく精神力を使う。どうせなら仕事の場面など責任あることに使いたい」ということだ。
昔から有名な「ジャム理論」というのがある。スーパーのジャム売場に20種類以上の味を並べるよりも、6種類だけ並べた方が売上は高くなるというもの。選択肢が多すぎると、選ぶのに疲れた脳は買うこと自体をやめてしまう。
これと似ているのかもしれない。
「選ぶ」という行為が大変なのだ。
日経MJの記事の中に、こんなデータが載っていた(野村総合研究所調べ)。
『 販売員やアドバイザーに提案を求める人が約7割 』
・自分の希望をよく聞いて、それに合った商品を一つだけすすめて欲しい(約20%)
・自分が気づかなかったような、自分が真に求めているもの、合うものを、専門家の目からすすめて欲しい(約20%)
・自分の希望をおおまかに聞いて、場合に応じたいくつかの選択肢を示して欲しい(約30%)
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・「こういうものを求めるならこれ」など、選び方の視点だけを示して欲しい(約20%)
・売れ筋や、商品の詳細情報など、一般的な情報のみを示して欲しい(約10%)
声をかけるとウザがられると思ってお客さんをかなり放置している(自由に選ばせている)洋服屋の店員さんも多いと思うが、実は提案して欲しいお客さんが増えているのかもしれない。
事実、スタイリストが服を3~5着選んで送ってくれる『エアークローゼット』というサブスクのサービスが人気があるようだ。
買うかどうか、最終的にはお客さんが決めるもの。
だが、何を買うか決めて欲しいという人がけっこういるということは頭に入れておいた方がいい。
高畑昌史
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