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執筆者の写真高畑 昌史

社長が社員を食わせるのか?

更新日:2022年8月15日



高畑です、


今日はマーケティングの話ではありません。。。


先日、ある経営者と話をしていて

違和感(というか不快感?)を覚えました。


昔から知っている人で、久しぶりに電話で話す機会がありました。コロナになってから全然会っていなかったこともあり、「最近どうですか?」「仕事は順調ですか?」というお互いの近況報告みたいな話にどうしてもなります。そんな中で、その社長さんが「景気がどうとか言ってられないよね。社員を食わせなきゃいけないからさ」とポロっと言ったのです。


ん?


なんとなくその言葉に引っ掛かかりました。

(僕はよくあるのですが、その場でははっきりとした理由がわからないのですがなんかモヤモヤした感覚になり、後からその理由が段々明確になってきていずれ言語化できるようになることが)


僕が引っ掛かったのは、


「俺が社員を食わせなきゃいけない」


という部分です。


社長が社員を食わせている?

いいや、僕の感覚では真逆です。


社長が、社員に食わせてもらっているのです。

(社長=会社と言ってもいいと思います)


社長は何かやりたいことがあって会社を作ります。

やりたいことというのは、大抵は誰かを喜ばせることか誰かを助けることです。

誰かというのはお客さんのことです。

でも一人でやるには限界があります。

だから一緒にやってくれる人を探します。募ります。

その一緒にやってくれる人が社員です。

社員が、誰か(お客さん)を喜ばせたり助けたりする一役を担ってくれています。

それがあるから仕事(物やサービスを提供すること)が成り立っています。

その対価として、お客さんから売上という形で報酬を受け取ります。

その報酬を、社長含め全員で分配します。


つまり、社員がやっている仕事が成り立っているおかげで会社に報酬が入るのです。

(社員というのは全員のことです。営業も事務も倉庫も経理も・・・)

もちろん、その中には社長も入っています。

小さな会社なら、一番貢献している(仕事を取ってくる)のは社長でしょう。

でも、複数の人数でないと回らない規模になった時点で、仕事が成立しているのは社員のおかげなのです。

いくら仕事を取ってきても、きちんと納品しないと報酬は発生しないからです。


ちょっと熱くなってしまいました・・・(笑)


言いたかったことを一言でまとめると、


「社員がいなくなったら、お客さんもいなくなっちゃうよ」


ということです。



高畑昌史



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