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OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせることによって世の中に価値を増やすために、最適なマーケティングプランを考えて実行するところまで一緒にやる会社です。
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高畑です、
さて、どこから話をしよう。。。
今日の話はわけがわからないと思う。
(備忘録のつもりで書く。読み進めてくれれば、もしかしたら途中から「あー、そういうことがあったのね」となんとなく想像できる人がいるかもしれないけど)
まず、その話を聞いて感じたことは一つ。
「この機会にお客さんに甘えて(もっと言うと、お客さんの足元を見て)、できる限り値上げさせてもらって、あわよくば今まで買ってもらえなかった商品まで買ってもらおう」ということ。
そしてなんだ・・・、「世の中の流れもあるし、社内の賃上げもそろそろ真剣に考えなければいけない」みたいなことだろうか。
僕とは考え方が違い過ぎて、どこから話せばいいのか・・・
賃金(給料)は、周り(世間)が上がったから上がるものではない。物価が上がったから上がるものでもない。その人がいい仕事をしたから上がるのだ。仕事の質が上がったから上がる。生産性が上がったから、貢献度が上がったから上がるのだ。そして会社は、その人の給料を上げてあげるために、いい仕事ができる環境を与えてあげなければならない。その人だって、いい仕事ができるようになったから(今までよりも貢献度が高まったから)給料が多くもらえるようになったという方が嬉しいだろう。嬉しいというかそれが自然。そのために会社は、研修をしてあげるのもいいかもしれない。それで言うと、今他の人よりもできている人の給料を高くして、周りの人をスキルアップさせてあげるために講師になってもらうのもいい。それで皆がスキルアップしたら、会社の生産性も上がるし皆の給料も上がるはずだ。
そしてそもそもお客さん(の担当者)は、どんな思いでこの文章を全取引先に送ったと思うのか。上の人であればあるほど、取引先をいじめてやろうとか困らせようとかどうなってもいいなんて思ってない。だけどもしかしたら現場にはそれが行き届いてなくて、不本意に取引先に嫌な思いをさせてしまったのかもしれない。でももちろん責任はある。公表もされてしまった。当然お詫びしなければならない。誤解もときたい。我々は取引先をないがしろになんかしていない。するつもりもない。だけどそう思わせてしまったのならすみません。今まで以上に値上げを前向きにとらえ、お互い、そしてもちろん消費者も含めて三方が良くなるようにちゃんとやっていきたい。だからそのために、現場ではなくて我々(上の立場の者)に直接相談・交渉してください。そのための場を設けます―――
僕はこう感じた。
そんな中、ここぞとばかりに値上げの話をしに来て、あれも買ってこれも買ってと言ってくる取引先をどう思うだろうか。状況が状況だから応じてくれるだろう。その可能性は高い。だが、それでいいのか?
物を売り買いする商売だって、賃上げの話と一緒だ。いいものなら、高くたって買ってくれる。高く売りたいなら、高くても売れるものを提案しなければならない。当たり前のことだ。ウチは安いですよ、でやってきたのだとしたら、価格以外にウリがなかったということだ。どんなに世間が不況でも、高く売っているところはある。価値があれば(価値を感じれば)消費者は買う。
僕なら、周り(の取引先)と同じになりそうなことはしない。別に「逆張り」をしようと思っているわけではない。ビジネスの本質を見失わないように仕事したいだけだ。
高畑昌史
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