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執筆者の写真高畑 昌史

ハードルを上げてお客さんを選別する

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OREYALは、いい商品/サービス/人を輝かせることによって世の中に価値を増やすために、最適なマーケティングプランを考えて実行するところまで一緒にやる会社です。

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高畑です、


ダン・ケネディ(マーケティングの世界的権威)は、自分へのコンタクトをFAXに限定している。電話で相談したいときは、何週間も前から予約が必要だ。しかも電話できるのは15分間だけ。


彼はトップクラスのセールスライターだ。彼の書くセールスレターはわかりやすく心を動かされる。なのに、彼のコンテンツ(教材)は難しくて、わかりづらいものが多い。


これには理由がある。


ダン・ケネディは、自分で考える、自分を律せる人(お客さん)としか付き合いたくないから、あえてわかりづらくしている。連絡を取りづらくしている。つまり、ハードルを上げているのだ。


少し前だが、求人の申し込みをFAXにしている企業があった。FAXをしようと思ったら、コンビニにでも行かないとできなかった。だからここに申し込む人は、それだけ意欲のある人たちだ。


こんな話をすると、


「それはダン・ケネディだからでしょ」

「大手の有名企業だからできることだ」


と言う人がいる。


確かにその通りだ(と思う)。


無名の小さな会社が、「求人の申し込みはFAXで」とやっていたら、ああこの会社はFAXしかない遅れた会社なのかなと思われかねない(笑)


だから、やり方、それをやる理由(意図)は考えた方がいいと思う。でも、考えた方がいいとは思うが、考えなければならないとは思わない。だって、どのみち問合せがないんだったら、深く考えずやってみてもマイナスにはならないのでは?


例えば、「忙しいばっかりで利益はほとんどないんです。どうすればいいでしょうか・・・」と悩んでいる人がいたら、ダン・ケネディはおそらくこう言う。


「値段を倍にして客層を変えろ」


抵抗はあると思う。でも、今のままでも利益がないんだったら、値上げしてお客さんがゼロになったとしても同じではないか、ということだ。


今の現状を嘆きながら我慢して仕事をするより、自分が本当に付き合いたいお客さんを選ぶべきだ。



高畑昌史


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