高畑です、
アサヒビールさんの「うまいなー」と思った販売方法です。
ビール好きの方は飲まれたでしょうか。
いや、飲みたくても飲めなかったかもしれません。
先月のニュースです。
『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶 1日で販売停止(休売)』
4/20にスーパーなど全業態で発売したが、想定を上回る販売量でわずか1日で休売となった。発売再開は6月中旬以降になる見通しだ。
すごいですよね。
でもこれ、、、
想定を上回ると書かれてますが、
アサヒさんはこうなることを狙ってたとしか思えないのです。
(理由は後ほど説明しますね)
まず、商品がすごいですよね。
缶ビールなんだけど「生ビール」。
蓋を開けると泡が溢れ出てくる。
まさに生ビール感覚。
コロナ禍の巣ごもり需要にマッチ。
外で満足に飲むこともできないし、
家で贅沢に過ごしたい人が増えている
このタイミングにぴったり。
値段が手頃。
340ml 税込で200円切るところも。
普通のスーパードライ缶と同じぐらい。
安い・・・。
日本初。
フルオープンかつ自然発泡する缶は
日本初のようで、事前に宣伝をかなりしていました。
これだけでも、もう売れる感満載なのに、、、
僕が「狙ってたとしか思えない」と言ったのは、
店頭での売り方です。
このブログに貼った画像を見てください。
発売初日、
まだどれだけ売れるかわからないにも関わらず、
『 おひとり様あたり 3本まで 』
というPOPを打ち出しているのです。
これをやられたら、
元々は3本ぐらい買っていこうかな
と考えていた人も、
奥さんの分も入れて6本買っていくでしょう。
みるみるうちに無くなっていく様子を見た人たちは、
元々買う気はなかったけど、
買いそびれたらなんか損した気分になりそうだから買います。
こんな状態が各地で起こって、
あっという間に完売、生産が追いつかなくなったのです。
これはうまい。
(ビールじゃないよ)
よく見かける、
『1個398円、3個買ったら999円』
みたいな「まとめ買いお得戦法」よりも、
こっちの方が効果が高そうです。
「まとめ買い戦法」は利益率が下がります。
(単価は安くなるため)
しかし、「おひとり様個数限定」は
単価が変わらないので利益率そのまま。
これはいろんなところで応用できそうですね。
ただし、商品のクオリティが高いことが大・大・大前提です。
このやり方をやって、
商品が全然売れず見向きもされなかったら、、、
かなり恥ずかしいことになるのでご注意を。
高畑昌史
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