
高畑です、
どの書体にするか迷ったことはないだろうか?
僕はある。けっこう考えてしまう・・・
もしあなたが、チラシやHPを作る人、
あるいは完成したそれらをチェックする人なら、
「書体(フォント)なんて何でもいい」
とは思わないはずだ。
だけどこれ、正解を見出すのは非常に難しい。
無難なのはゴシック体や明朝体、
でも見た目がかたいしつまらない。
普段ずっと使ってるから飽きもある。
ちょっとカッコイイ文字にしてみようか、
斜体にしてみたりもして。
かわいらしいポップな感じもいいか。
和のテイストのときは行書体もしっくりくる。
たまには手書きもいいかも。
などなど・・・
もっと言うと、
文字の色はどうしようとか、
背景色は何がいいとか、
考えることは山ほどある。
しかし、ここで明確な答えをお伝えしよう。
アメリカで行われた研究によると、
書体のシンプルさ、あるいは複雑さが
人の情報認知度を驚くほど左右する
ということを示した。
シンプルな書体で説明を読んだ人の方が、内容にコミットする確率が高い
との結果が出た。
あれこれ考えて凝った書体にするより
シンプルで読みやすい書体がいい、ということだ。
デザイン性を求められるポスター
みたいなものは別として、
購入や申し込みなどの「行動」を促すことが目的なら、
シンプルな書体にするべきだ。
文字色や背景色も考え方は同じ。
これは日本のマーケッター(コピーライター)の結論だが、
白背景に黒の文字
が一番成約率が高い、とのこと。
つまらないかもしれないけど、これが現実です。
しかし、こんな例外もある。
高級品には凝った書体を使う。
難しい言葉を使った長い説明もあり。
というものだ。
確かに、高級レストランのメニューは読みづらい。
これは、
読む人の理解を遅くし、
その料理は多大な手間と時間と技術を要する
という印象を与えるのだ。
ま、それはそれとして、、、
広告で使う文章は、
シンプルな書体にするのがいいと思う。
高畑昌史
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