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「伝説の広告」と「えんとつ町のプペル」の共通点

  • 執筆者の写真: 高畑 昌史
    高畑 昌史
  • 2021年6月11日
  • 読了時間: 2分


高畑です、


100年ぐらい前に作られた伝説の広告があります。


ジョン・ケープルズさんという人が書いたコピーで、ものすごく商品が売れました。


その後この広告を真似る人が続出し

(世界一パクられた広告です)、

今でもよく真似されています。


『私がピアノの前に座ると彼らは笑った。でもピアノを弾き始めると・・・!』


そう、通称「ピアノコピー」と呼ばれているものです。


これがキャッチコピー、

その後ストーリーが始まります。


簡単に説明すると、


出来の悪い男が、ピアノの発表会で初めて演奏する。

彼がピアノに向かって歩み寄ると、

心無い連中が彼をあざ笑う。

「アイツがピアノなんて弾けるわけがない」

「恰好だけはいっちょ前じゃないか」

ひそひそ話、せせら笑い・・・

だけど、彼がいざ弾き始めると状況は一変。

そのあまりの上手さに聴衆は一瞬で惹きこまれた。

演奏が終わると拍手喝采!

「すごいじゃないか!」

「いつの間にできるようになった!?」

「なぜそんなに上達した!?」

打って変わって、彼はヒーローになった。


というような話。


負け犬が、ヒーローになる


バカにされていたやつが、見返す


という鉄板パターンです。


人は、この手の話が大好きです。

スカッとするからだと思います。


キャッチコピー(タイトル)を見ただけでなんとなくストーリーは想像できるけど、続きを読みたくなるのです。


オチはわかっていても、スカッとする感じを味わいたいのです。


この広告の商品は、「ピアノの通信講座」です。


このストーリーの後、短期間で上達した秘密はね・・・と続きます。


このパターンが、他でも本当によく使われているんです。


例えば、、、


『ウェイターがフランス語で私に話しかけたとき、彼らはニヤニヤと笑いました。―でも、私の返事に驚いて、薄笑いは止まりました』


とか。


ところで、『えんとつ町のプペル』。


絵本でベストセラーになり、

映画も大ヒットしたあの名作です。


主人公ルビッチの名ゼリフ、


「誰か見たのかよ?誰も見てないだろ?だったらまだ分からないじゃないか!」


これは、作家(兼お笑い芸人)の

西野亮廣さんの実体験が基になっているお話しで、


夢を語っては笑われていた男が

夢をあきらめず一生懸命努力して

その夢をかなえる


という話。


これねー、

本当に刺さるんです。心に。


この物語も、別に結末が意外でもなんでもないんです。


たぶんこうなる、とわかっているけど・・・それを見たい!


って感じ。


「ピアノコピー」と同じです。

プペルもロングセラーになると思います。



高畑昌史


 
 
 

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